皆様、ごきげんよう。芦田玲と申します。東京都目黒区に暮らし、今年で38歳になります主婦でございます。かつてはIR広報として企業に勤めておりましたが、長女の出産を機に、現在は在宅で仕事をしております。この度は、わたし自身の経験も踏まえ、パラレルキャリアを賢明に選び、後悔なく上質なキャリアを築くための大切な視点をお話しさせていただければと存じます。
ここ数年、日本でも「パラレルキャリア」という言葉を耳にする機会が増えましたね。単一のキャリアに縛られず、複数の仕事を掛け持ちして自身の可能性を広げる働き方は、特に女性の社会参加や、在宅で働く方々の間で注目を集めているようです。わたし自身、フランスの文化や働き方には特別な思いがあり、フランス語検定2級の資格も持っておりますが、ヨーロッパでは昔から、人生のフェーズに合わせて柔軟に働き方を変えたり、複数のスキルを組み合わせてキャリアを築いたりする方が少なくないように感じられます。パリに暮らす友人から聞く話でも、ごく自然なこととして受け入れられているようですわ。皆様も、ご自身の得意を活かし、より上質な働き方を見つけたいと願っていらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、華やかに見えるパラレルキャリアにも、実は見過ごせない注意点がいくつも潜んでいるものです。わたしも、3年前、長女がまだ幼かった頃に在宅ワークを始めた当初は、いくつかの失敗を経験いたしました。そうした自身の経験から、今回は特に「注意点」と「選び方」の二つの側面から、皆様のお役に立てるお話ができれば幸いです。
さて、本日はまず、パラレルキャリアを始めるにあたり、わたしが特に心に留めておきたいと考える「注意点」からお話しさせてくださいませ。
何よりもまず、時間のマネジメントは、想像以上に困難なものだと心しておくべきでしょう。わたしの場合、例えば、先月も打ち合わせが立て込んでいた月曜日には、ついつい家事や子どもの送り迎えの時間を計算に入れ忘れ、午後のアポイントメントに間に合うかどうかの瀬戸際で慌ててタクシーに飛び乗ったことがございました。ヨーロッパ、特にフランスでは、個人の時間や家庭を大切にする文化が根付いておりますから、仕事とプライベートの境界線が比較的はっきりしている印象がございますが、日本で複数のキャリアを持つ場合、どうしてもそのバランスを取るのが一層難しく感じられることも少なくありません。ご自身のキャパシティを過信せず、余裕を持ったスケジュールを組む工夫が肝要ですね。
