皆様、こんにちは。芦田玲と申します。東京都目黒区で暮らしており、二人の子どもたちの育児と並行して、在宅で仕事を続けております。以前はIR広報として、企業と投資家の方々の間に立つ、責任ある役割を担っておりました。しかし、長女の出産を機に、自身の働き方について深く見つめ直す機会を得まして、今は自宅から、自分らしいペースでキャリアを育む日々を送っております。
近年、日本でも「複業」という働き方が大変注目を集めていますね。単に収入源を増やすといった側面に留まらず、ご自身のスキルアップや、これまでとは異なる分野での自己実現、あるいはライフスタイルの変化に柔軟に対応するための選択肢として、多くの女性が関心を寄せていらっしゃるのではないでしょうか。わたしもまた、複業という働き方を経験してまいりました一人として、このテーマには特別な思い入れがございます。
では、一体どのような方が、複業という働き方に特に向いていらっしゃるのでしょうか。わたし自身の経験談や、ヨーロッパ、特にフランスにおける多様な働き方への考え方もお交えしながら、皆様のキャリアを考える上で、少しでもヒントをお届けできましたら幸甚に存じます🇫🇷。
複業を成功へと導くために不可欠な資質として、まず第一に挙げたいのは「自己管理能力」でございます。在宅での複業は、時間の使い方からタスクの優先順位付けまで、全てを自分自身で律していく必要がございます。オフィス勤務とは異なり、上司や同僚からの声かけで「よし、頑張ろう」と気持ちが切り替わるような機会は、決して多くありません。ですから、自律的にスケジュールを組み立て、それを守り抜く強い意志が求められるのです。わたしの場合で申しますと、子どもたちが幼稚園へ行っている間の午前中を主な仕事時間と定めており、午後は柔軟に家事や育児の時間に充てております。先月の火曜日のことですが、急な用事が入ってしまい、午前中の仕事が残念ながら中断されてしまいました。ですが、わたしは焦らず、夜、子どもたちが寝静まった後に少しだけ時間を確保し、無事に納品を済ませることができたのです。このような柔軟な対応力もまた、自己管理能力の一部と言えるのではないでしょうか。
次に大切だと感じるのは、「好奇心と探求心」に他なりません。複業は、これまでのキャリアとは全く異なる分野へ挑戦する、またとない機会をもたらしてくれます。新しい知識やスキルを積極的に学び、ご自身のものとして吸収しようとする意欲は、複業を継続していく上で非常に大きな推進力となるでしょう。わたしは学生時代からフランスの文化や言語に深く魅せられ、フランス語検定2級も取得いたしました。IR広報の仕事とは直接的な関連はございませんでしたが、在宅でデータ入力のお仕事をしている中で、時折フランス語の文献を扱う機会に恵まれた時は、自分の「好き」が思わぬ形で仕事に繋がり、ひしひしと喜びを感じたものです。まさしく好奇心こそが、あなたの未知の扉を開く、大切な鍵となるのではないでしょうか。🥐
そして、忘れてはならないのが「コミュニケーション能力」です。複業では、クライアントの方々とのやり取りが全てオンラインで完結することも、決して珍しいことではありません。メールやチャットでの丁寧かつ明確なコミュニケーションは、誤解を未然に防ぎ、厚い信頼関係を築く上で、極めて重要な要素となります。IR広報時代に培いました、相手の意図を正確に汲み取り、こちらの意図を的確にお伝えするスキルは、今の複業においても大いに役立っていると実感しております。直接お顔を拝見できないからこそ、言葉遣いや表現には、細心の注意を払うべきだと考えております。
また、複業という働き方には、「柔軟性と適応力」をお持ちの方も向いていらっしゃると感じております。働く時間帯や業務内容、そしてクライアントからのご要望は、常に一定であるとは限らないものです。予期せぬ変更があったり、新しいツールを導入する必要が生じたりすることもございますでしょう。そうした変化を前向きに受け止め、臨機応変に対応できる姿勢こそが、複業を長く継続させていく上での秘訣となるでしょう。例えば、これまで使用したことのない新しいクラウドツールでの作業をご依頼された時も、「これは新しいスキルを習得する好機だわ」と捉え、積極的に学ぶことで、お仕事の幅を広げることができましたの。そうですね、少しばかり、まるで異文化に触れるかのような感覚にも似ているかもしれません。
ここで、わたし自身の具体的な複業経験を少しばかりお話しさせていただきますね。2年前の春、長女がちょうど幼稚園へ入園したばかりの頃のことでした。わたしは週に3日程、データ入力の複業をスタートいたしました。時給は1,400円というものでしたが、自宅で完結できること、そして何より時間の融通が利くという点に、大きな魅力を感じたのです。クライアントは、幸いにも目黒区内にございます小さな出版社で、マニュアルのデジタル化作業が主な業務内容でございました。フランス文学の資料も多く、時折、フランス語の単語を目にしますと、ささやかながらも専門性が活かせることの喜びを、しみじみと感じたものです🇫🇷。時には納期に間に合うかしらと不安になったり、子どもの急な発熱で調整に苦慮したりと、思い通りにいかないことも正直ございました。ですが、その都度クライアントの方と密に連絡を取り、解決策を共に探ることで、良好な関係を築くことができましたの。この経験を通して、在宅での複業がいかに自己責任と自律を強く求めるか、そして同時に、いかに大きな自由と達成感をもたらしてくれるかということを、肌で感じることができたのです。
ヨーロッパ、特にわたしの愛するフランスでは、複数の仕事を掛け持ちする、いわゆる「cumul d'emplois(キュミュル・ダンプロワ)」という働き方も比較的一般的で、それが個人の豊かさや自己実現に繋がる、ごく自然なことだと考えられているのですよ。日本も、ようやくそうした価値観が浸透しつつある、という印象を受けております。キャリアを一つに限定せず、複数の「ポートフォリオ」を持つこと。これは、リスクを分散しながら、より多様な自己表現を可能にする素晴らしい方法だと存じます。これは、これからの時代を生きる女性にとって、非常に有効な戦略の一つとなるのではないでしょうか。
さて、ここまでお話ししてきた特徴の中に、皆様ご自身の姿を重ねてご覧になれる部分はございましたでしょうか。もちろん、全てが完璧である必要はございませんわ。これらの資質を「少しでも持っているかしら」と感じる部分がもしございましたら、それは複業という新しい一歩を踏み出す上で、きっと素晴らしいきっかけとなることでしょう。
貴女の複業への第一歩は、まずは「自分は何をしたいのか」「どんな時に喜びを感じるのか」「どんな能力を活かしたいのか」という、ご自身の内なる問いとじっくり向き合うことから始まるのだと思います。それはまるで、リュクスな旅の計画を立てるように、ご自身の進むべき道を具体的にイメージする作業に似ていますね。決して焦らず、ご自身のペースで、一つずつ丁寧に歩みを進めていくことが肝心ですわ。複業は、単なる収入源に留まらず、貴女の人生をより豊かに彩る、新しい自己表現の場となり得るのですから。
皆様のキャリアが、しなやかに、そして豊かに花開きますことを、心から願っております。いつか、どこかで、新しい一歩を踏み出した貴女と、お話できる日が来るかもしれませんね。🇫🇷🥐
