皆様、こんにちは。芦田玲と申します。東京都目黒区に住む38歳、娘の成長を見守りながら、自宅で仕事をしております。以前はIR広報という、上場企業の投資家向け広報を担当する仕事に邁進しておりましたが、出産を機に、働き方を見つめ直し、現在はフリーランスとして活動しております。
この数年で、「パラレルキャリア」という言葉を耳にする機会が随分と増えましたね。在宅で働きたいと願う主婦の方々や、現在の仕事に加えて新たな収入源や自己実現の場を探されている方々にとって、まさに時代の要請とも言える働き方ではないでしょうか。単なる「副業」というよりも、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、複数のキャリアを並行して築いていく、より能動的で洗練された生き方だとわたしは捉えています。
わたしがIR広報として企業に勤めていた頃、フランス語の学習にも熱心で、お陰様でフランス語検定2級を取得することができました。当時から、仕事と学びを両立させることは、人生を豊かにする上で不可欠だと感じていたのです。ヨーロッパでは、労働時間だけでなく、個人の生活や教養を重視する文化が根付いていますから、そうした価値観に触れることで、わたしのパラレルキャリアへの意識も育まれたように思います 🇫🇷。
さて、パラレルキャリアを成功させる上で、最も重要な要素の一つが「スキルの選び方」です。闇雲に手を出すのではなく、ご自身の現状と将来の展望を見据え、戦略的にスキルを選んでいくことが肝要だと、わたしは考えております。では、具体的にどのような視点からスキルを選んでいけば良いのでしょうか。わたしなりの3つのポイントをお伝えいたします。
まず一つ目は、「ご自身の『好き』と『得意』を深く見つめ直す」ことです。多くの方が、どんなスキルを身につければ良いのか悩まれることでしょう。しかし、長く続けるためには、情熱や興味が不可欠でございます。わたしの場合、IR広報という仕事を通じて、企業の魅力を最大限に引き出し、論理的かつ簡潔に伝える文章力、そして分析力やプレゼンテーション能力を培ってきました。これらはまさに「得意」な領域です。また、フランスの文化や言語に惹かれ、休日は図書館やアンスティチュ・フランセに通い詰めていました。これは明確に「好き」なことでした。
この「好き」と「得意」が重なる部分、あるいは組み合わせることで、思わぬ可能性が拓けることがございます。例えば、ただ語学ができるだけでなく、特定の業界の知識や経験と結びつけることで、より専門性の高い仕事に繋がるのです。ご自身の履歴書を広げ、幼い頃から何に興味を持ち、どんな活動に時間を費やしてきたか、今一度、静かに振り返ってみてはいかがでしょうか。そこには、案外、ご自身でも気づかなかった「原石」が眠っているかもしれませんよ。
二つ目は、「市場のニーズを冷静に見極める」視点です。どんなに好きなこと、得意なことでも、それが市場で求められていなければ、残念ながら仕事として成立させるのは難しいのが現実です。とくに、在宅ワークや副業をお探しの方々がご興味をお持ちになる、メールオペレーター、PCオペレーター、データ入力といった職種では、正確性、タイピング速度、基本的なITリテラシーなどが当然のように求められます。これらのスキルは、一見すると地味に思えるかもしれませんが、実は多くの企業にとって必要不可欠な、大変価値のあるものですわ。
わたしもIR広報時代、常に市場の動向を分析し、投資家が何を求めているのか、企業価値をどのように伝えれば響くのかを考察していました。これはパラレルキャリアのスキル選びにも通じるところがございます。たとえば、AIの進化により、単純なデータ入力作業は自動化が進むかもしれません。しかし、AIが生成した文章のニュアンスを調整したり、特定の意図を込めたメールのやり取りをしたり、あるいは複雑なデータを整理・分析してレポートを作成するといった、より高度な判断力を伴う作業は、依然として人間の手と目が必要です。市場の需要がどこにあるのかを敏感に察知し、そこに自身のスキルを合わせていく柔軟性が求められます。正直、これはとても大切な視点です。
そして三つ目は、「スキルは『掛け合わせ』で真価を発揮する」ということです。一つの分野で突出した専門性を持つことも素晴らしいですが、現代の多様な働き方においては、複数のスキルを組み合わせることで、ご自身の市場価値が格段に高まることが多いと実感しています。
具体的にわたしの体験談をお話しいたしましょう。2年前、わたしのフランス語の師であるマダム・ジュリアからご紹介いただいた仕事がございます。ある日本のスタートアップ企業が、欧州の投資家向けに開示するIR資料の英文校正と、特にフランス語圏向けに仏文で要約を作成する在宅の業務でした。時給は当初、1,800円。決して破格ではございませんでしたが、わたしのIR広報としての経験と、フランス語検定2級のスキル、そして何より、IR資料特有の専門用語や表現に明るいという複合的な強みが評価されたと感じました。毎週火曜日の朝、オンラインでパリ在住の担当者と打ち合わせをし、その日のうちに指示された箇所の修正と要約を完成させるのがルーティンでした。正直、締め切りがタイトなこともありましたが、長年培った知識と語学力が活かされる喜びに勝るものはございませんでした。この経験を通じて、単一のスキルだけではなく、複数の専門性を掛け合わせることこそ、現代の働き方において真価を発揮するのだと、改めて実感いたしました。
では、実際にスキルアップを目指す上で、どのようなアプローチが考えられるでしょうか。現代は、オンライン学習プラットフォームが非常に充実しており、自宅にいながらにして、世界中の質の高い教育を受けられる時代です。例えば、PCスキルにおいても、WordやExcel、PowerPointといった基本的なツールはもちろんのこと、データ分析に役立つツールや、デザイン系のソフトウェアなど、幅広い選択肢がございます。
新しいツールや技術に対して、常に好奇心を持ち、
